外壁工事の必要性
美しい外観を保つため、外観のイメージを一新するためなど、見た目以外でも外壁の役割があります。 防水性の改善や、断熱性の改善、耐震性の改善などです。 建物の耐用年数を維持し、快適に安全に生活するために外壁のメンテナンスは怠れません。
外壁工事は4種類
塗装工事 | 外壁に塗料を塗り重ねる工事。 塗装のひび割れを修繕し、防水効果を高める効果があります。 |
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重ね張り(カバー)工事 | もともとあった外壁の上に新たに外壁を張る工事。コストが安く工期が短くて済みます。 二重の壁になることで、遮音性・断熱性が向上します。 |
張替え工事 | 元の外壁を取り払い、新しいものへ取り替える工事。 下地の補修・柱の補強や断熱材の充填などを行う際はこちらの工事をします。 |
シーリング打ち増し | 壁材のつなぎ目に目地材を流しこみ、防水効果を維持する工事。 |
外壁の耐用年数
外壁の塗装は10年ほどで寿命を迎えます。防水性の維持のためのメンテナンスとして10年を目安にするとよいでしょう。ただし、環境によって劣化スピードが変わりますので後述の劣化のサインを見逃さないことが重要です。
雨漏りしていることが確認できた場合や、外壁の耐用年数(約30年が目安)を超えたら、重ね張り工事か、張替え工事をする必要が出てきます。
外壁の劣化サイン
- ひび割れ
- 目地の劣化(シーリングの劣化)
- サビの発生
- カビ・コケなどの汚れ
- 塗装の剥がれ
- めくれ
外壁の種類
一般家庭の外壁のほとんどがサイディングです。もともと工場で作られた壁材を張り合わせるサイディングは、工期が短く価格を抑えることができます。
他にも塗り壁、ALC(発砲コンクリート)、タイルなどがあります。
豊富なデザインで機能面からも選ぶことができます。
多彩なデザイン
和風
タイル
石材風
塗り壁
木目調
レンガ調
多彩な機能
セルフクリーニング機能
フッ素コートなどの作用で、雨が降ると壁面についた汚れを洗い流す機能。
防藻性
光触媒の効果で汚れを分解、藻(コケ)を防ぎます
耐震性
強風や地震の際に、揺れを壁面で受け止め建物への影響を軽減します。
防火性
火災に強く、被害を最小限に食い止める作用があります。